皆様お疲れ様です。烏丸(からすま)です。
高配当ETFで大人気のJEPIのナスダック版JEPQ
JEPQも配当利回りは10%を超えている超高配当ETFになっています。
今回はその超高配当ETF、JEPQにいくら投資を行えば毎月1万円の分配金を獲得できるのか詳しく見ていきます。
動画はこちら!
JEPQ 基本情報
ファンド名 | JPモルガン・ナスダック米国株式プレミアム・インカムETF |
管理会社 | J.P.モルガン・アセット・マネジメント |
設定日 | 2022/5/3 |
経費率 | 0.35% |
資産総額 | 約15億ドル |
概要 | 米国の大型株とオプションの売却を組み合わせたポートフォリオからインカム(株式の配当金とオプションプレミアム)を獲得し、インカムを原資として毎月分配を目指す。 |
主な販売会社 | SBI証券・楽天証券 等 |
着々と資産総額が増えています!
JEPIと同様人気なETFになりそうです。(QYLD・・・)
JEPQ 毎月1万円を得るには?
それでは早速毎月1万円の配当金を獲得するためにはいくら投資が必要か見ていきましょう!
まず前提としてJEPQもJEPI同様、毎月の分配金額の差が大きなETFとなっています。
そのため、今回は最新の分配金、2023年2月の分配額で計算を行いました。
それでは毎月1万円の分配金を得るためにはいくらか見ていきましょう。
JEPQ 毎月1万前提条件
JEPQ 価格 | 43$ |
JEPQ 分配金 | 0.44$(2023年2月分で計算) |
1$ 価格 | 130円 |
以上の前提条件のもと計算を行いました。
JEPQ 投資金額(税引き前)
月1万円の分配金を得るために必要な投資金額は
978,250円
となります。
JEPQの口数は175口保有が必要となります。
と言いたいところですが、ここから税金がかかってきますので、税金引き後の金額で見ていきましょう!
JEPQ 投資金額(税引き後)
まず、米国ETFの分配金に対して外国税10%が引かれ、その後日本で所得税・住民税が引かれます。
取得した分配金から28.3%が引かれた後の金額が振り込まれる金額となります。
それを反映すると
税引き前 | 税引き後 |
0.44$ | 0.31$ |
が一口当たりの入金額となります。
では、税引き後の金額で毎月分配金を1万円得るために投資しなければならない金額は・・・
投資金額 1,386,320円
となります。
税引き前と比べて約40万円分の投資金額が必要ということです。
JEPQの口数は248口保有が必要になります。
今回の表題の結論はこちらになります!
、
では、現在のNISA制度であればいくら必要となるのか見ていきましょう。
JEPQ 投資金額(NISA)
まずNISAでは完全に非課税とはなりません。
日本でかかる所得税と住民税は非課税ですが、外国税の10%は引かれます。
よって
税引き前 | NISA |
0.44$ | 0.39$ |
となります。
よって毎月1万円の分配金を得るためには・・・
投資金額 1,101230,円
となります。
JEPQの保有口数は197口保有が必要となります。
つまり一般NISA枠120万のうち約110万円を投資を行えば毎月1万円分の分配金を獲得することができます。(2023年2月時点の分配金の場合)
JEPIでは一般NISA枠を利用しても毎月1万円の分配金を獲得できませんでしたが
JEPQでは一般NISAで毎月1万円の分配金を獲得可能となっています。
2024年の新NISAではJEPQに投資可能になるかわかりませんが、NISA口座が利用できるのであれば、毎月の分配金の税金が少しでも少ないNISA口座で購入
したほうがお得になりますね。
まとめ
毎月分配金を1万円得るためには、1,386,320円の投資金額が必要であるとわかりましたね。
しかし、前半でも記載している通り、JEPQというETFは分配金の変動が激しいETFです。
また、運用されてからまだ1年も経っていないため、今後の見通しもわからないETFなので
今回計算で利用した2023年2月の分配金よりも低い時期ももちろん出てくるかと思います。
そうなれば、もっと投資金額が必要となりますので、今回は机上での結果であり、参考程度にとらえるべきであると思います。
また、分配金額だけに目を向けていると価格自体が減少していたということにもなるので
投資する際は、分配利回りだけでなくしっかりと投資商品を調べて投資をしましょう!
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